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パビスタンプは日本の気候風土に似た地中海地方で生まれた建材です。日本の気候風土に非常に適した塗り壁材です。
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2009/06/23(Tue)

小泉改革で規制が緩和されタクシーの台数が大変多くなりなした。
これによりタクシードライバーの収入が激減してタクシーのマナーの悪さが際立
ってきました。 以前ここに私が体験したタクシードライバーによる保険金詐欺?
とも思われる事故も小泉改革が生み出したものですが。

このほど、タクシーの台数規制政策がまたまた行われることが国会で決まりま
した。 結局、規制緩和政策はなんだったのでしょうか? このことで笑ったの
は結局、自動車会社? 猜疑心の強い私は“又か!”と言う思いで一杯です。

タクシー会社は売上が減った分を台数を増やしてカバーをしてきました、その
結果が福岡でも博多駅の周りや繁華街中州でも客待ちタクシーのよる大渋滞
です、私達、客としてはいつでも何処でも殆ど待つ事無くタクシーに乗ることが
出来て便利は良いのですが、出張から帰ってきてよほど疲れていても駅のタ
クシー乗り場から乗るわけにはいかなくなってしまいました。

と言うのは、私の場合ワンメーターの範囲なのです、行き先を告げると「お客さ
ん、私は何時間待っていたか判りますか・・・・・・」目的地に付くまでうだうだと
聞かされました、これも個人タクシーだったのですが・・。 そこで私の場合、で
きるだけ歩くようにしているのですが、タクシーを使う場合は、どんなに疲れて
いても駅前広場を通り過ぎて通りまで歩き、流しているタクシーに乗るようにし
ています。 気持ちはわかるけど“あんたの勝手でしょ!”と言いたかったがや
めました。

中州の場合も同じで、店から出て直ぐ目の前に空車はあるのですがそこで乗っ
たら、時間併用のメーターのために中州を出るまでにメーターが上がってしまい
女の子が飲むビールの1000円には寛大でも、何故かタクシーメーターが上が
るのには敏感で、中州を出るまで歩き大通りに出てから、これも、流している、
会社のタクシーに決めています、停まっている車は眠って居たかもしれない、
と言う心配があるからですが・・・・。

規制が再開して今度はどうなるのでしょうか?
           辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


2009/06/21(Sun)

先ず冒頭に東京の安中さんから投稿を頂いております、先ずは紹介から。
『東京の安中です。
辻様のお話の中に中田横浜市長のことが出ていましたので、私が体験したちょ
っとしたエピソードを紹介します。
今から7年前、私はその頃、中小建設会社の連合体で受注・施工する仕組みを
考案し、コーディネートしていました。 その一環で横浜市が発注した20億円あ
まりの工事を受注しました。 この案件は、裏で某大手会社が受注することにな
っていました。 その入札に、我々が提唱した連合体が応札したのです。 談合
は成り立たず、一転して競争になりました。 結局、20数%下げた金額で勝負し
たこの連合体が受注しました。 その直後、当時の横浜市長(官庁OBの方でし
た)から内々に呼び出しがあり、責任者が出向いたところ、烈火のごとく怒られ、
「お前達には二度と横浜の地を踏めないようにしてやる」とまで言われました。
このことで、この案件が官庁主導の、いわゆる官製談合だったことが分かりまし
た。
ところが、それから数ヵ月後、横浜市長選挙があり、その現職を破った中田さん
が市長になりました。 新市長への挨拶に出向いた我々に、中田市長はこう言わ
れました。 「お陰さまで予算が浮きました。 この分で予算が付けられなかった
小学校の古い校舎の立て直しができそうです」。 中田市長のことは、この件以
外に、報道知識以上のものは持ち合わせていませんが、直の言葉として良く憶え
ています。
私も、辻様の言われるように、「知らないうちに踏みつけている足元の“蟻”の存
在にも気が付ける繊細な感覚」が権力者に必須の感覚と思っています。 「それ
はいかがなものか」が口癖の総理の言葉にはそれは感じられません。 実にい
やな響きの言葉です。 「ちゃんと説明すれば皆さんにもご理解いただける・・」も
そうですね。 まさに「木で鼻をくくる」言葉であり、上から目線の言葉です。
来るべき選挙では、このような言葉を発する政治家をチェックしておき、決して投
票してはいけない、と思うのです。
大手企業の業績は、下半期には日が差してくるとの報道がありますが、中小企
業にはいつ日が差してくるのか分からない時代です。 8月か9月に、やっと政
治が国民の手に戻ってくる瞬間があります。 大多数の国民が、この瞬間を大事
に思い、自分の意思で権利を行使するならば、弱者や中小企業にも日が差して
くるかもしれません。
-------------------------------------------
安中 眞介 : Email annaka@halsystem.co.jp
HAL SYSTEM DESIGN & PLANNING CO.LTD.
URL http://www.halsystem.co.jp
------------------------------------------』


2009/06/19(Fri)

●建築雑誌は無責任だ!

東京オリンピックのポスターを製作された、グラフィックデザイナーの
亀倉雄策氏、写真家の巨匠−土門拳氏、華道草月流の創始者−勅使河原蒼風氏、この三人による、三人三様の書本(1977出版)の中から
下記の文書を紹介します。


アメリカの西海岸だったか、東海岸だったかわすれたが、なにしろ白い家で
屋根の片方が極端に上がって、しかも、ひさしの全くないものが大流行した。雨の全く降らないこの地方では大変必然性があるのだそうだ。

ところが、たちまち雨の多い、しかも台風の通り路の日本でも大流行した。
ほとんど若い建築家の仕事である。雨漏りがしても、ぜったいに直らないということだった。私の知人の家が、この雨もりでなやまされた。何度工事屋をよんでもダメだった。

工事屋が、「だいたい最初から無理なんですよ。
日本じゃこんな構造は雨もりがするということは常識なんですがねえ。なにしろ偉い先生だとゆうことですから。設計どおりやりましたが。雨が困るなら家をこわして最初からやる直すんですね」

こういう雨もりの家を設計する人は、機をみるに敏で上手にジャーナリズムにのってゆく。また建築雑誌というのは無責任で、目新しい、珍奇な家でないと取りあげない。見た目が面白くないからだ。建築雑誌はファッション雑誌と同じである。ファッションも着られないような服でないと、見た目が面白くない。だから住みやすいとか合理的だというよりも、ファッション的な建築を雑誌がとりあげる。

そこで、建築家は、住む人のためにではかく自分の作品発表のために設計する。一生に一度しか家がたてられない人は災難である。下手な医者にかかって、あたら助かる命を落とすのにも似ている。施主は素人だから青図をみてもわからない。ただただ偉い秀才の建築家で、しかもジャ−ナリズムに名前が出ているからだと信頼する。出来上がったのをみて驚いてもあとの祭りである。第一この秀才はエリート意識が強く頑固である。施主のいうことなんか聞くわけがない。逆にとうとうと理論でまくしたてられるのがオチである。しかも建築に対する無知、思想の浅さ、生活程度の低さを指摘されて、ここを住みこなさなければ人間としての未来性がないとおどろかされる。

大体どこの家庭でも亭主はお人よしで、おっちょこちょいである。若い建築家のなにやらワケのわからなぬむずかしい言葉つかいの理屈をきいて、さも理解し、共鳴したような顔をする。そうして自分新しい芸術の保護者になったような気分になる。そうしてどんなデザインの家でもよろこんで住まわなければ、自分は時代おくれや、無知を笑われるかも知れないと虚栄心
が顔をもたげる。これで、運命はきまったようなものだ、家が出来上がってから、こんなわけではなかったと内心驚くが、さも満足してようなか顔をする。ところが女房どのは現実主義だから、どんでもないと亭主にくってかかる。 「こんな使いにくい家、なんとか直してくれ」 というわけだ。
今更どうにもならない。 これがもとでず〜っと夫婦げんかのたえるまがないという家庭がある。いや ほんとうの話だ。


































先日、中継で党首討論が放送されていました、皆さんご覧になられたでしょうか?
結局、今までの主張を繰り返した、と言う感じだったのですが、説明責任と言って
いる割りには説明責任を果たして居ない、と私には感じられました。

どうしても、気に成ることは「民間企業に成った会社の人事について、政府が口
を出すということは、いかがなものか」です、確かに、「あの課長は相応しくない」
とか、言うような人事に口を出すと言うことはよほどのことが無い限り口を出す
べきではないでしょう、しかし、そのことにより顧客サービスが疎かに成っていた
り、株主の利益が阻害されている場合は、株主として改善要求をしなければい
けません。 今回は国民の財産を一山いくらの只同然で叩き売りをしようとした
のです。 片やたたき売りをしていて、片や税金が上がりますでは明らかに筋が
通りません、更に重大な不祥事が発覚しました。 民間では社長はじめ幹部が
記者会見を開いて謝罪しています。

賞味期限など直接法律違反でなく、逮捕者を出さなくても記者会見を行い謝罪
をしています、更に場合によっては社長は引責辞任という場合も有ります。
郵政の不祥事は逮捕者まで出すと言う明らかに法律違反という犯罪を犯してい
ながら、社長の謝罪すら公式に無いのは民間企業の常識すら通らないと言うこ
とではないでしょうか? そんな場合には株主提案で社長の罷免を求めるという
ことは、正しい方法であり総務大臣の罷免には全く納得が行かない。

今回は国民が株主なのです、その代表として前総務大臣は与えられている権限
を行使しようとしたわけです。 しかし、罷免に成ってしまいました。 これこそ
が、納得がいく説明が必要です! 「いかがなものか」では説明になっていませ
ん!

更に、財源の明らかでない政策は無責任だ・・ とも言っておられますが、自由民
主党が行ってきた政策の最大の欠陥はここに有ります!
法律が1つできるたびに利権と予算が与えられてきた官僚には、予算と利権が
セットに成っていないと働かないと言う重病に侵されています。 その分国民の
借金が増えてしまったのです。

民間企業では絶対にそんなことはしません! 企業では少ない財源をやりくりし
ている関係上、目的達成のためにどうするかを、もっともっと真剣に考えています。
現在の官僚機構はそのようには成っていません“お役所仕事”と言う言葉に全て
が集約されています。 目的は関係なく決まりどおりにことを進めるだけです。

更に、その後気に成る報道が有りました。 党首討論で民主党代表が「毎日100
人からの人、特に若者が自殺している事実をどう考えているか」と言う質問に対
して、麻生総理は無難に答えていたのですが、後の記者の質問に、「お涙頂戴・・
・・」と言うコメントを官房長官がしていました。

自由民主党にとって自殺者が増加していることについては結局その程度のとらえ
方しかしていなかったと言うことがハッキリしました、政府のやらなければいけな
いことは、この数字を減らすことですそれだけに取り組んでおれば良い、と言って
も過言ではないとさえ私は感じています。

長く続いた自由民主党の政権や官僚の悪習を改善できれば、いくらでも財源は
出てきます。 しかし、そうとう、激しい抵抗に遭い一朝一夕にできることではな
いと思われますが、政党のみに委ねるのではなく国民の大きな支援も必要に成
るものと思います。

結局、このままではいけない! ということが浮き彫りに成った党首討論ではな
かったでしょうか。   辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


2009/06/18(Thu)

今日は06月18日です。
4回に分けて、セフティーネット融資に潰されてしまった、私の知り合いの会社で
実際にあった話を元に政策の有り方銀行のあり方を書きました、皆さんはどう思
われたでしょうか?

先日、中田横浜市長の講演を聴いてきました、曰く「どんなに“これは良い!”と
いう政策をも実行しようとすると、必ず“反対”を言い出す者が出てくる」と言って
いました、確かにそうであろうと思います。 反対運動が有ろうが無かろうが、何
かを行おうとすると当然、日の当たらない部分が出来ます、これは声の大きさに
は関係有りません、そんな、日の当たらない部分に対してどのような手当てがで
きるか、と言うことが権限を持った者の最も重要な配慮であろうと私は考えます。

金儲けのために人を物のように使い捨てにしたり、金のあるところにはモミテを
してにじり寄ってくるが金が無いと判ればそっぽを向くかつての銀行員のような
人がとても多くなってしまっています。日本人全体の“品格”が落ちてしまったと
言うのでしょうか?

私が、ここに書いたことも「必ず居るんだよそんな奴、」と言った解釈で上手に聞
き流されているのであろうと考えるととてもむなしくなるのですが、私はそれは違
う!と感じています。

盟友と言われ総理大臣に成る時にも大変な協力をしてくれたはずの総務大臣を
事実上罷免と言う形を取ってまで守らなければいけなかったものってなんだった
のでしょうか? 中田市長とは全く関係が無いことですが、現在、言われている
株主重視の政策が横行していますが、その論理でも理解が出来ない、常識のよ
うなものが自由民主党の中にはあるようです。

郵政会社の社長の人事について「民営化した以上政府が人事に口を出すこと
に付いて、いかがなものか」と言っています、おかしいでしょう! 社長の行動
がおかしければ株主にしか“もの申す!”と言うことは出来ません! 行動に
違法とは言わないが、不審な点が有れば株主が行うべきであり株主が行う唯
一の権限と言えるのではないでしょうか?

よく言われる言葉に“説明責任”と言うのが有ります、更に「ちゃんと説明すれば
皆さんにもご理解いただけるものと思います」と言う答弁もよく聞きます、しかし、
ちゃんとした説明を聞いたことがありません。 現在の国政はマクロで勝てばミ
クロで落ちこぼれ、自殺するものが出てもしょうがないと考えているのか、或い
は、何か別の力が働いていて、総理大臣とは言っても思うようには出来ない構
造に成っているとしか取れない政策ばかりです。

政治とは国民のためのものです!特に、何も言わないで、諦めてしまい、自ら死
を選んでしまう人が、毎日100人近く居る現実から目をそらしてはいけない!。
今年に入ってその数が増えているとも聞いたことがあります。

現実をちゃんと見据えた中田市長の話には、共感するところがたくさん有りました
「天下りを無くすためには役所の既得権を取ってしまえばなくなります」には、なる
ほどと頷いてしまいました。 アイデアの豊富な頭の回転の良い人だけに今後の
活躍が期待されます、ただ、知らないうちに踏みつけている足元の“蟻”の存在に
も気が付ける繊細な感覚を是非忘れないで頂きたい。 というのが、私の偽らな
い感想でした。   辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


2009/06/17(Wed)

●セフティーネット融資に会社を潰されてしまった実話 “3”


以前もここに書いた通り30兆円の上乗せをして中小企業政策は万全と政府は宣
伝しています。 合計で50兆円もの現金が中小企業救済政策に支出したかのよ
うな印象のプロパガンダです。

しかし、これは保証枠で有って政府の支出では有りません、貸出先が全てを返済
した場合は支出が無いわけで、前回の物価安定貸付保証制度で出した3兆円の
不良債権は施行した結果であり、これは行政コストです。 もっと多額な出費に成
った“定額給付金”よりずっと生きた金の使い方だと思います。

新東京銀行のように、ろくに審査もしないで貸付を実行しろ等と言う積りは全くご
ざいません!、 これは私の持論ですが銀行には“酪農家”になってほしいと考え
ています、手塩に掛けて牛を育てて牛が出してくれる牛乳で収入を上げています。
私の生家は北海道で酪農家ですが、兄貴は牛肉を食べません!

先に挙げた事例は養豚農家です、豚を屠殺してしまっています。
確かに、不良債権は少ないに越したことは無いのですが、そのお陰で多くの中小
企業が助かったのです。 いくら厳正な審査を行ったとしても、幾らかのリスクは
覚悟する必要が有ります。 そのリスクまでも無くそうとすると継続できる企業ま
で倒産に追い込むことになってしまいます。

そのことを指して、施行現場である銀行や保証協会に叱責があったのです、従っ
て、現場は当初の目的を忘れてしまい、“返済能力が無いところには貸し出すわ
けにはいかない”と言うことに成ってしまいます。

リスクを極端に嫌う銀行は、このような名目だけのリスクヘッジでは全く見向きも
しません、特に、現在、銀行の幹部は金融庁からの天下りが殆どです、彼達は
仕事をしなくて叱られることはありません。 しかし、うかつに仕事をして、失敗で
もすれば昇進に影響するばかりか、ともすると責任をとらされかねません。
そんな世界をうまく勝ち抜いてきた人たちです。

そんな理由から、不良債権化を恐れるあまり、当初の20兆円にも到達していま
せん、更に、本当に必要としている企業は、既に目一杯の金額を実行されてい
て、来年の3月までこの制度は継続されますが、再度申し込んでもこのままの選
考方法では断られることが確実です。

従って、この景気が続けば倒産が続出すると言うことが見えています。 更に、
この景気が急速に良くなる望みは全く有りません! (つづく)
            辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


セフティーネット融資に会社を潰されてしまった実話 “4”
セフティーネット融資で真水(手元に届いた現金)はどれほどだったのでしょうか、
政府は世界同時不況はそこを打ったかのような宣伝しています、今回の不況の
張本人の証券会社所属の経済評論家は好況ムードを盛り上げようとしているの
か、じきにサブプライムローン破綻以前の景気に回復すると吹聴しています。

誰が聞いてもそんなわけは無い、とわかりきった嘘をNHKの経済討論番組でも
言っています、少なくとも現在の景気回復感は中国の経済政策の結果であり、
底を打った訳では有りません、以前、体験したバブル崩壊の体験から見ても、政
府の失策が有ったと言われてはいますが、そんなに簡単に片付くわけがありま
せん。 更に、回復したとしても、中国の万博特需をあてにして多めに見積もっ
ても良くて70%の回復が上限ではないでしょうか?

大量に作られた金融派生商品(デリバティブ)が、未だにその全容が明らかに成
っていません、GMだけの問題ではありません! 従って、少なくともアメリカの
経済回復はまだまだ先のことで、このまま外需をあてにしていては、日本の経済
もしばらくは本格的な上昇など期待できません。

従って、早期の景気回復対策は内需を活性化させることしか方法が有りません、
しかし、そう簡単に変えられるものでも有りません、そこで、銀行が果たす役割は
大きなものが有りますが、現在のような対応ではそれすら望むことは出来ません。

銀行は地域密着型金融(リレーションシップバンキング)機能強化をしていたはず
です、昔、決算書は3種類必要と言われた時代がありました。本物の決算書と銀
行用決算書そして税務署用決算書のようですが、しかし、企業は銀行に何でも相
談して最も良い方法を一緒に考えてもらえると言うことがリレーションシップ(お客
さまとの親密な長いお付き合い)の意味だと私は理解しています、そのためには、
理解し難い言葉“期限の利”に拘らず企業に辛抱強く付き合うことであり、今回の
お話のように何でも相談した結果が“貸し剥がし”では全く信頼できません。

本物のリレーションシップバンキングの実行と、それを支援する政策が無ければ
中小企業対策が万全と言えないのではないでしょうか。 目的を踏まえた政策と
血の通った現場の対応が何よりも大切です。
            辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


セフティーネット融資に会社を潰されてしまった実話 “2”
現実にリスケ(返済条件変更)により断られた事例を聞いてみた結果「リスケを
理由に断ることは無い、しかし、現状で返済が難しいからリスケを行ったと言う
ことであれば、更に貸し出した場合もっと返済に苦しめられることになり、企業
のためには成らない、従って、リスケが理由ではなく返済能力が問題でいくら
セフティーネットとは言っても支払能力が無い企業に貸し出すわけにはいかな
い。」と言う“おためごかし”の言葉が銀行や保証協会の言い分でした。

聞いてみれば、至極、当り前の理由のように聞こえます。 しかし、おかしいとは
思いませんか? つまり、この論理では、銀行が、お得意の晴天の時に傘を貸し
出して、雨が降ってきたら取り上げると言う、従来の業務のしかたであり、セフテ
ィーネットと言う行政政策の代行ではないのです。

そんな企業のために据置期間を設けています、その間に企業体質を改善する計
画が有れば充分貸し出せるはずですが銀行も保証協会もそのことには全く触れ
ません。 実際はその計画を見切ることが出来ないというのが理由でしょうが。

さらに、保証協会は銀行がダメと言ったところに実行しろ、と言うことは絶対にあり
ません! なぜこんなことが平然と行われているのでしょうか?

それは、以前行われた物価安定化資金貸付保証制度のときに、結果的に3兆円
の不良債権を出したことに対して、行政から現場に大変な叱責があったことが原
因だと現場の銀行や保証協会は言っています。

以前もここに書いた通り30兆円の上乗せをして都合50兆円の枠を設け中小企
業を手厚く保護していて万全!、と政府は宣伝していますが、現実には当初の
20兆円にも到達していません、更に本当に必要としている企業は既に銀行が
決めた枠、目一杯の金額を実行されていて、このままの審査基準では次回申し
込んでも断られることが確実です。 (つづく)
            辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp



セフティーネット融資に会社を潰されてしまった事例、実話 “1”
私はここに何度か政府の行っている、経営安定関連特例保証(通称セフティー
ネット)について書いてきました。 実は、とんでもないことを教えてくれた友人が
居ます。 この不況に持ちこたえることが出来ず倒産してしまったのですが、内
容を聞いて驚きました。

他には無い卓越した技術を持った会社で私の会社も以前共同で仕事をさせてい
ただいたこともあったのですが、最近は私より盛んに業務に励んでおられ、私も
日頃の雑務に追われていて連絡を取っていなかったのですが、つい先日、連絡
が有って「会社、潰しちゃった!」と言うのです。

内容が内容だけに、根ほり葉ほり聞くわけにもいかず、大まかな話は、セフティー
ネットの手続きを銀行を通して行い四千万円実行に成ったのですが、手元には渡
らなかったと言うのです、つまり、それまで借りていた分の返済として没収されて
しまったと言うことのようです。

実状は、大きな仕事を受注したので銀行から借りて、その仕事をしたのだが、失
敗をしてしまい、回収に手間取っていたと言うか、回収の見込みがなくなってしま
ったのかもしれません、従って追加の融資を申し込んでいたところに、このセフテ
ィーネット融資が始まり、銀行の勧めで手続きをした、そして、四千万円実行され
た、しかし、銀行は自行の債権を回収するために使い会社には渡さなかったと言
うことのようです。

政府はリスケ(返済条件変更)を理由に断ってはいけない、とか自行独自の債務
の書き換えに使ってはいけない、ということも言っています。 しかし、それは表面
から消えただけで事実上は全く守られていません! 実行されたら、この分を返済
して一本化しましょう、というのが銀行から出される提案です、経営者も飲まなけ
れば手続きが出来ないので飲むしかないのです。

現実にリスケにより断られた事例を聞いてみました。
銀行の言い分はこうです、「現在、実行されている債務の返済が出来なくて、リス
ケをしたということは、この上貸し出しては更に返済が大変に成る、従って、リスケ
が理由では有りません、返済能力が無いところには、いくらセフティーネットとは言
っても貸し出すわけにはいかない! これは企業のためを考えての結論です」と
言うことのようです。(つづく)
            辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


2009/06/11(Thu)

● 日本人を理解できない?

私は住宅建築に携わっている一人である。 最近の日本人が理解できない? 
何故かと言うと、こんなに蒸し暑い高温多湿気候なのに、サイデングと、ビニールクロス?。 ビニールハウスの中に生活していると同じ理屈です。

こんな室内に永く住んでいると、体調も頭も可笑しくなるのが当たり前です。もっと、住まいのこと、建材のこと、快適な住空間とは、どうゆうものかを勉強してもらいたい。

以前私の友人が、蛸でも、ちゃんと住みかの良し悪しが理解できるという。

「素焼きのつぼは、居心地が良いが、しかし、コンクリート製のつぼは
嫌だと」。 人間様は、蛸以下だと?

世界中に、全く呼吸しない、サイデング、ビニールクロスの家は存在しないと思います。

サイデングもクロス「布の意味」はアメリカにも、ヨーロツパにもあるが、全て呼吸するようになっている。

まして、高温多湿気候の日本にあって、ビニールクロス(ビニールハウス)の中に住んでいる、この不思議さ?

世界の笑いものにならないように! これが日本の現実です。


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