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2009/07/09(Thu)

[その他] ●間違いだらけの介護福祉政策!


厚生労働大臣は「家庭で老人介護はしないで下さい!」と言っています。
先ず、ここに大きな間違いがあります、例え痴呆に成っても住み慣れた自宅にい
ることが最も落ち着けるということは老若男女にかかわらずわかりきったことです。
何故?普段の生活から老人や障害者を排除しなければいけないのか? これこ
そが“姥捨て山政策”です!
国政が自宅介護を奨励していない事に大きな問題が有ります!
自宅介護に対しては何の支援策も有りません!むしろ、自宅介護では負担が多
くなるような政策が平気で取られています。なんとばかげたことでしょうか?

戦後の団塊の世代といわれている私達が老人の仲間入りをし出しました、このま
までは老人国家に成ってしまい、福祉などと言っておられない!そこで、役に立
たなくなったら早く他界してもらいたいと考えた政策なのでしょうか? 確かに、先
々に何の希望も持てない現在の政策では早く他界したほうが幸せなのかもしれ
ません。 本気でそんなことを考えた政策でしょうか?

戦後、核家族化により結果的に家庭崩壊が起きてしまいました。 当時は子供が
たくさんで子供皆が家を継ぐということは出来ず、望むと望まざるとにかかわらず、
分家しなければいけないと言う状況に有りました。

したがって多くの、“ニューファミリー”と呼ばれる核家族がたくさん出来上がって
しまいました。 しかし、分家と本家は殆どがライバル関係にあり協力をして何か
をするということが殆ど有りませんでした。

確かに、独居老人は痴呆に成る確率が低い、これは、ある面では見てもらえる
可能性の有り無しにかかわらず、自然に生まれる本人の甘えのようなものも有
るのかもしれません、しかし、独居老人が誰に見取られること無く死んでしまい
数日過ぎてから発見される、そんな国が福祉国家といえるでしょうか? 国家と
して成り立っていません。 やっぱり年寄りを長生きさせない政策でしょうか?

現在、インドネシア等から介護要員を来ていただいて、現場で研修を行っています。
これは、外国から来た人たちの研修というよりも、日本人の研修としてとても有効
だと私は考えています。 しっかりと考え方を見習ってもらいたい!

東南アジア地区は殆どの国に儒教の考え方が根付いていて、家族をとても大切
にします、家族一族が最小のコミニティーなのです、したがって分家している家族
に対しても常に連絡を取り合い、お互いに助け合うことが日常的に行われていま
す、ここが日本とは大きな違いがあるところです、したがって日本に来ている人た
ちは家族の代表として来ています。

これは、介護要員だけではなく出稼ぎに来ている人たち、例えば日本船籍の船
員の殆どが現在フィリピン人ですがその人たちも全く同じです、給料の半分は家
庭で待っている人のために仕送りをしています。

話を介護要員に戻しますが、これは大家族で現在も生活していて家族の中に老
人がいることが当然という中で生活しています、したがって老人に対しての対応
の仕方を日常の生活習慣の中で身に付けています。 ここが、日本人が学ばな
ければいけないことです。 教えるなどおこがましい行為です。

これまでの国を支えてくれた貢献者である老人を姥捨て山にでも捨てるように施
設に閉じ込める政策が、平気で行われている現在の日本がいかに狂っているか
気が付くべきです!

介護は家庭介護が基本です、隔離してはいけない!老人も障害者も居て社会
は構成されています、排除してしまうことは排除された方々にとっても、更にその
家族にとっても、不幸なことです、政府はこの異常な状態に気が付き早急に自
然な形に戻すべきです!
             辻 捨丸 giemon@giemon.co.jp


by vonsumaine | 2009/07/09 08:21:49 | その他 | comment(0) | trackback(0)
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